こんにちは!
作業療法士として働き初めて5年目になりました。おゆ社員と申します。
今回は、自分自身の強み、自分の大切にしている考えなど自己理解を深めたい人に向けた記事です。この記事が、参考になれば幸いです。
私の経歴は下記の通りです。
・病院にて術後や発症後、または病気の経過が長期の方を対象
・併用して介護老人保健施設でアルバイト
・現在は自宅で障害と付き合って、生活している方の支援
「3年以内に仕事を辞める」のは良くないのか?
まずは、勤めて3年以内に退職してしまうのはよく無いイメージをもたれている方へ。
厚生労働省の過去のデータを拝借しました。
新規学卒就職者の就職後3年以内の離職率は
新規高卒就職者39.2%、新規大卒就職者32.0%
【 大学 】 32.0% (+0.2P)
【 短大など 】 42.0% (+0.5P)
【 高校 】 39.2% (▲0.1P)
【 中学 】 62.4% (▲1.7P)
(平成28年3月卒業者の状:厚生労働省より引用)
上記のデータを見ると、3割の人たちが3年以内に退職に至っています。また、前年度と比較して、全体的に離職率がわずかに上昇しているのがわかります。業界別から見ると高卒、大卒共に飲食店や宿泊業界、生活関連のサービス業界、教育支援業界が共に4〜6割を占めていました。
個人的に驚きだったのが、格別に離職率が上昇しているわけではないということでした。平成12年度を見ると高卒・大卒ともに最高値であるし、平成10年代と比較しそれ以降は3、4割で推移しています。別紙4 新規学卒者就職率と3年以内離職率(PDF:335KB)参照
就職率と退職率の関係性について
就職率が低い年は離職率が高くなる傾向があると記載されていました。今回のコロナ下でも同様の現象が起こるのかどうか、結果が気になる次第です。
結論として「3年以内に仕事を辞める」のは良くないのかどうか?ということについてですが、業種と地域、自身の経歴によって認識が異なるです。
例えば、多様な働き方が徐々に広まってきており、誰もが働きやすい環境になってきていると思います。1つの企業に真面目に勤務し10年勤めていた営業マンと、転職3回しているが、多様な経験をした上でマーケティングを考慮しながら自分自身でPDCAを回している営業マンがいます。
あなたが経営者だった場合、どちらの営業マンを採用したいと思いますか?
転職は市場と価値が合わさることが、重要です。その中で「自分がどうしたいのか」「何を大切にしたいのか」を、常に考え続けることが必要となります。
自分の強みがわからなくなってしまったのがきっかけ
自分は人の話を聞くのが好きで、現在の仕事も自分の好きを活用できると思っていました。やってみたい!と思える分野が見つかり、働く場所も変更しました。
しかし、実際に入職し働いてみると、目的としていたものと現場の仕事内容に乖離を感じたのです。それでも、仕事の楽しみを探しながら働いていましたが、自分が大切にしていた「自分の感性」が誰かの手によって、塗り替えられていくような感覚に。
違和感を感じるようになり、上司へ相談した際に、会社やその働いている社員の価値観と自分自身の中の「仕事」に対する価値観が合っていませんでした。「聞くのが好きだったはずなのに、それがどんどん苦痛に変わっていく」そんな気持ちに蓋をして、働き続けるのが困難だと気付いたのです。
そこから転職を考え初め、業種を変更してみたら、自分の市場価値はどれくらいなのかをエージェントを通して、教えていただくことに。
「一般企業は未経験。かつ目に見える実績、活かせるスキルや強みを持ち合わせていないのでは無いか?」と思うようになりました。また、自分と仕事のミスマッチはしたく無いと思い、私にとって仕事に対する価値ってどんなことなのかと考えるようになり、そこからは転職系の書籍や動画を漁るように読み初めたのを今でも覚えています。笑
自分の中の転職に対する考え方を変えてくれた書籍がこちらです↓
「仕事」における自分軸の発見!
書籍を漁るうちに、自分自信が経験してた上で、大切なことに気がつきました。そのうちの3つを挙げていきます。
①一生続けられる・安定、楽を求めると逆に苦しくなる
医療業界を選択した目的は「誰かのために働く」「憧れ」と「手に職があるから困らないだろう」でした。誰かのために働くはとても素晴らしいことですし、モチベーションになることもあると思います。憧れも尊敬する人がいると目標や手本に向かって、取り組もうとします。
問題は、最後の「手に職があるから困らないだろう」という気持ちです。確かに、人手不足で需要のある業界ではありました。医療なんて一生無くならない業界であると。
逆に、自分自信が一生、その職種で生きていくのか?40、50代になってまで、駆け回ったり走り回ることが想像できるか?と考えた瞬間、真っ暗になりました。何なら、3〜5年先さえも想像できなくなってしまっていたのです。
②「自分軸」があるようで無い
①にも似ているのですが、自分が「仕事」に対して大切にしているものは何だろう?と書籍のワークをしていてとても唸りました(笑)
一時期、YouTubeで「好きを仕事に」というキャッチフレーズを聞いたことがあります。
確かに好きを仕事にすることで、仕事に対するモチベーションが異なります。ただそれのみだけでは、不十分であると実感したのです。
私の好きなことは音楽を聞いたり、動画を観たり。ではその業界に就職するとなった時、私はどんな志を持って仕事をするのか?と振り返った時に何も思いつかなかった。「好きなことを好きなだけ」というのは、趣味においては自由です。ただ、仕事となるとそこには収益が関与しますし、お金を得るから仕事なのです。収益が不要であれば、それを仕事にする必要は無く、趣味として楽しむので良いです。
ワークをしていた、当時の自分には趣味止まりでした。「何を」×「どうしたいのか」が自分の軸として、不安定だという事実に私自身は気づいていませんでした。
そこからはウンウン唸りながら取り組み、結果として見る・聞くが好き、これを活かして仕事にならないか?と考え、ライティングの勉強をし初めました。
きっかけをくれた書籍がこちらです↓
「得意な事」がわからないときは、「やっていて苦じゃない事」を考えよう
やりたいことや得意なこと、自分にとって大切な軸って何だろう?と書き出してみてもわからない時は逆に、「自分にとって嫌いじゃ無いもの」を挙げていくと整理されていきます。
整理した上で、どうしたいのかを合わせていくことで、手段が明瞭化されやすくなります。
仕事や働き方において、どれが正解とは無いと思っています。自分で選んだことを自分自身で褒めることができれば、一番素敵です。そんな働き方を探すのに、経験してみないとわからないことがたくさんです。
個人的には複数転職していても、最終的にはご縁がある場所が受け入れてくれるのでは無いかと思っています。
この記事を読んで、何かお力になれれば幸いです!その他、転職や仕事にちなんだ書籍を載せておきます。
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